累計生産3000万台を祝う現地従業員

 ホンダは24日、米国での四輪車累計生産台数が3千万台に達したと発表した。1982年11月にメアリズビル工場(オハイオ州)で生産を開始してから40年2カ月で達成した。今後は電気自動車(EV)の生産体制構築を急ぐ。

 ホンダは82年に日本メーカーとして初めて米国で現地生産を開始。米国での累計生産台数は、2003年11月に1千万台、14年3月に2千万台に到達。2千万台から3千台までの1千台分は約8年10カ月で生産した。

 ホンダは今後、オハイオ州の3工場に7億ドル(約910億円)を投じてEVの生産体制を整備する方針。電池の工場や燃料電池車の生産体制も構築し、カーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)の実現を目指す。