2022年の新車販売台数(登録車と軽自動車の合計)は420万1321台(前年比5.6%減)と、4年連続で減少した。東日本大震災が発生した11年(421万220台)も下回り、市場としては約50年前の水準に戻った格好だ。

 登録車は256万3184台(同8.3%減)。3年連続で300万台を割り込むと同時に、1968年の統計開始以来、下から2番目の水準まで落ち込んだ。軽自動車も163万8137台(同0.9%減)と、2011年実績に次ぐ低水準だ。半導体不足に加え、コロナ禍でサプライチェーン(供給網)の混乱が続き、完成車の生産調整が長引いた。9月以降は回復基調に転じたものの、年前半の販売減を補えなかった。