トヨタ自動車は6月22日、国内の2工場4ラインで7月の稼働停止期間を延長すると発表した。一部の仕入れ先でコロナ感染拡大による出勤率が低下し、部品供給が滞っているため。これにより、7月の世界生産台数は年初に仕入れ先に伝えていた計画台数より5万台引き下げ、80万台程度を見込む。

新型電気自動車(EV)「bZ4X」などを生産する元町工場第1ライン(愛知県豊田市)で4~15日まで、「ハリアー」「RAV4」を生産する高岡工場第2ライン(同)は11~22日まで稼働停止期間を追加する。

7~9月のグローバル生産台数は、平均で月85万台程度としており、通期生産見通しの約970万台は変更しない。