曙ブレーキ工業は、新構造のブレーキキャリパー「AWPブレーキキャリパー」を発売した。埼玉トヨペット(平沼一幸社長)が運営するGRガレージ浦和美園(さいたま市岩槻区)で、トヨタ自動車の「アルファード/ヴェルファイア」のフロントブレーキ専用として取り扱う。年300キットの販売を目指す。

 新製品は2018年に独自開発した「AD型ディスクブレーキ」などの技術を応用し、電動化対応と地球環境保全に配慮したブレーキキャリパーとして設計した。ブレーキパッド全面を均一に押す新構造を採用し、偏摩耗を既存製品の5分の1に低減できる。また、素材はアルミを採用し、純正品と比較して20%の軽量化を実現して車両の燃費向上に貢献する。キャリパーのカラーにブルー、レッドなど5色を用意するなどデザイン性を追求しており、ドレスアップ性も高めた。

 今後、取扱店をディーラー以外にも拡大するほか、他車種向けの拡大も検討していく。

 価格はブレーキパッド込みで33万円(消費税込み、工賃別)。