加藤電機(加藤学社長、愛知県半田市)は、多発する高級車の盗難手口で使われる「CAN(キャン)インベーダー」に有効な「ダブルポイントループセンサー(502V)」を発売した。同社の「バイパー」「ホーネット」のカーセキュリティーシステムに組み込み、連動させる。

 同社ではキャンインベーダーの手口などの調査研究を続けており、この成果を応用して対策機器を製品化した。車両の電子制御装置(ECU)にセンサーを設置する仕組みとなっている。不正なアクセスが行われた場合はセンサーが異常を検出し、同社の自動車盗難防止装置と連動して大音量の警報を発する。ボンネットのこじ開けやバッテリー電源の切断など、さまざまな盗難方法への対策も講じている。

 価格はオープン。