新工場イメージ

 オートリブ(コリン・ノックトン社長、横浜市港北区)は25日、愛知県知多市にエアバッグの新工場を建設すると発表した。これに伴い厚木事業所(神奈川県厚木市)は2023年末に、愛知事業所(愛知県武豊町)は24年4月にそれぞれ閉鎖する。

 7月に着工し、23年第3四半期の稼働を目指す。新工場は「インダストリー4.0」の考え方に基づく自動化設備を取り入れ、高いものづくり力を実現する事業所とする。

 使用するエネルギーは100%再生可能エネルギーとする。従業員の働きやすさにも配慮し、仕事内容に合わせ最適な環境を選べる「アクティビティベースドワーキング(ABW)」を導入する。

 敷地面積は5万3千平方㍍、建物は工場棟と事務所棟で構成し、生産エリアを約4300平方㍍、倉庫エリアを9300平方㍍とした。エアバッグのほかステアリングホイールを生産する。同社は新工場の開設により、顧客の拠点に沿った事業所配置へと再編し、顧客サービスを拡充する。