スズキは21日、ストロングハイブリッドシステムを搭載した小型SUV「エスクード」を発売した。2020年12月に全面改良した「ソリオ」では従来設定していたハイブリッド車(HV)を廃止したが、新型エスクードはHVを初めて設定して発売する。ハイブリッドシステムは、「スイフト」に搭載する既存のシステムと比べてバッテリーやモーターの性能を向上したほか、回生協調ブレーキや後退時のモーター走行もスズキとして初めて採用した。

 エスクードはハンガリーで生産して輸入するSUV。旧型のエスクードは、新型への切り替えで21年秋に販売を終了しており、約半年ぶりに国内向けに復活する。

 新型エスクードに設定するハイブリッドシステムは、リチウムイオン電池の容量やモーターの最大出力、トルクを向上し、モーター走行時の性能を拡大。これにより、1㍑当たり19・6㌔㍍の燃費を実現した。排気量1・5㍑のガソリンエンジンとハイブリッドシステムに同社の国内モデルで初となる6速AGS(オートギアシフト)を組み合わせる。ソリオはバッテリーが荷室容量を制限することなどでHVを廃止したが、車両サイズが大きく、価格帯も高いエスクードではHVを追加した。

 HVの四輪駆動モデルの1グレード展開で、価格は297万円(消費税込み)。年間販売目標は1200台。