スカイドライブの空飛ぶクルマ

スカイドライブ(福澤知浩代表取締役CEO、東京都新宿区)とスズキは3月22日、「空飛ぶクルマ」の事業化を目指す協定を締結したと発表した。スカイドライブが自動車メーカーと提携するのは今回が初めて。スズキのクルマづくりやインド事業の知見を生かし、機体の開発や事業化に向けた検討を始める。

スカイドライブの前身であるカーティベーターがトヨタ自動車から資金・技術支援を受けていたものの、18年にスカイドライブになってからは初めて自動車メーカーと提携する。スカイドライブは競合他社と比べて小型な機体を開発しており、スズキが強い小型車の知見を活用する方針。また、インドなどの新興国は交通渋滞が社会問題になっているため、空飛ぶクルマの需要が大きいとみてインドシェアトップのスズキのノウハウを海外展開に生かしたい考え。提携の具体的な内容は今後詰める。

スズキはスカイドライブとの提携で四輪、二輪、マリンに続く新しいモビリティとして空飛ぶクルマへの事業参入を検討するという。