日産自動車は29日、電動化技術の未来を示すコンセプトカーを披露した。車体、シャシー、バッテリーを統合した新構造や全固体電池を採用するオープンカー、SUV、ピックアップトラックの3機種を公開した。日産が将来的に提供する先進的な自動車の幅広いラインアップなどの可能性を示しているという。

 公開したのはオープンカー「マックスアウト」、SUV「ハングアウト」、ピックアップトラック「サーフアウト」の3機種。内田誠社長は「ハードの設計を最適化し、複雑化するソフトの性能を引き出すことで電気自動車(EV)の効率や汎用性をさらに向上させる」と、今後の電動車の設計思想について考えを述べた。