パナソニックオートモーティブ社は、カーナビゲーションシステムの「ストラーダ」ブランドからフローティング大画面モデルなど7種を12月から順次発売する。地図の解像度を従来品の2・4倍に向上させた「HD美次元マップ」を搭載し、視認性を考慮した配色とデザインで高精細な地図に刷新した。
高速CPUの採用で処理能力を大幅に向上させ、ルート探索や操作レスポンスの高速化を図った。自車位置精度を向上させた「ストラーダロケーションシステム」や、音源を最適化する「極サラウンド」も搭載する。一時停止や制限速度を知らせる「安全・安心運転サポート機能」も搭載する。
スタンダードモデルは、7インチと7インチワイドモデルの4機種を用意する。上位機種のF1シリーズは10インチと9インチの3機種となる。10インチモデルは有機ELディスプレーを先代モデルに引き続き採用し、解像度や色再現性を高めた。好みの機能を移動・削除できるメニュー画面のカスタマイズや、Wi―Fi(ワイファイ)・テザリング接続で音声認識機能にも対応する。価格はいずれもオープン。
オンラインでの新製品発表会で、荻島亮一インフォテインメントシステムズ事業部市販・用品ビジネスユニット長は「世界的な半導体不足は業界を超えて大きな課題。グローバルな分業体制を整え、新製品に供給できるよう部材調達に尽力した」と述べた。