充電スタンドイメージ

 ブリヂストンの欧州グループ会社ブリヂストン・ヨーロッパ・エヌヴィー・エスエー(BSEMIA)は、電気自動車(EV)用充電スタンドを提供する蘭EVBoxグループ、そのパートナーの仏TSGグループとEV用充電ネットワーク拡充に関するパートナーシップを締結したと発表した。ブリヂストンがEV用充電設備関連でパートナーシップを締結するのは初めてとなる。タイヤ以外のEVソリューションを提供し、EV普及に貢献する考えだ。

 BSEMIAが持つ直営店などの拠点ネットワークを活用し、5年間で約3500基の充電スタンドを新たに設置する。設備の設置とメンテナンスはTSGグループが担う。

 EVBoxはすでに欧州で13万カ所以上の公共充電スタンドを保有しており、BSEMIAとのパートナーシップ締結で、欧州での充電スタンド設置を拡充し、EV普及に向けたインフラ整備を進める。

 ブリヂストンは、中期事業計画でEV向けタイヤや関連部品などの開発・供給を強化している。今回のパートナーシップ締結では、EVドライバーや運送事業者の利便性や効率性の提供を目的としている。