三菱電機は、福山製作所(広島県福山市)で製造する機械装置向け低圧遮断機の一部で製品検査に不適切行為があったと発表した。米国第三者機関による工場定期検査で用いるサンプルに、量産品とは異なる部品を使用するなどの不適切行為を行っていた。不適切行為は、2005年頃から行われていたという。

 同社は7月に鉄道車両用空調装置などの検査不正問題が発覚し、調査委員会を設置していた。今回の件も同委員会が引き継いで調査し、調査結果をまとめ次第、原因や再発防止策などを合わせて発表する。