ダイハツ工業は21日、半導体不足の影響で7月も滋賀第2工場(滋賀県竜王町)の稼働を一時停止すると発表した。7月12日と19日の2日間にわたって稼働を止める。ダイハツが操業停止日を設けるのは6月に続いて2カ月連続になる。そのほか、複数の自動車メーカーが7月に操業を停止する方針で、半導体不足の影響が長引いている。

 ダイハツの滋賀第2工場は、「ロッキー」「タント」「ムーヴキャンバス」を生産する拠点。同工場は半導体不足の影響で、6月14日にも稼働を停止していた。

 7月はダイハツのほか、スズキやスバルも操業停止日を設ける予定だ。スズキは、相良工場(静岡県牧之原市)の稼働を計7日間、湖西工場(同湖西市)の稼働を計2日間停止する方向で検討中だ。影響の最小化に向けた調整を続けており、操業停止日は今後変更する可能性もある。スバルも16日に群馬製作所(群馬県太田市)の稼働を停止する方針だ。