アルプスアルパインは16日、電動カートメーカーの福伸電機(宮内康伴社長、兵庫県福崎町)が同日から販売開始した電動カート「ポルカー(SPX―1)」に障害物検知ユニットが採用されたと発表した。
電動カートに搭載する障害物検知ユニットは、センサーとデータ処理のためのコントローラーを一体化したモジュール製品。センサー部分には、アクティブIRステレオカメラを使用し、赤外線を照射することで特徴のない物体や視認性が低い暗闇など、カメラでの検知が難しい環境下においても障害物を認識する。LiDAR(ライダー、レーザースキャナー)と比べてコストや重量などが抑えられる。
また、独自開発した歩道走行用の障害物検知アルゴリズムによって路面状況などを捉えることができる。障害物として誤検出されやすい点字ブロックなども人工知能(AI)を使った画像認識技術によって誤検出を軽減する。