UACJは10日、米国子会社が自動車向けアルミニウム部品製造設備を増強すると発表した。UACJオートモーティブ・ホワイトホール・インダストリーズ(UWH)が本社工場(ミシガン州)に押出機1機を追加導入するほか、アリゾナ州に新工場を建設し、加工設備を導入する。設備投資額は約36億円。月間プレス生産能力は750㌧で、今年7月から順次稼働する。バンパーとフレームをつなぎ衝撃を吸収する構造部材などを製造する。
本社工場には高強度形材用プレス1機を追加。新工場はアリゾナ州フラッグスタッフに設立する。同社が所有物ではない既存の建屋などを活用し、マシニングセンターとレーザー加工機を導入する計画だ。