三菱ふそうトラック・バスは、大型観光バス「エアロクィーン」「エアロエース」の折戸仕様車の販売を開始したと発表した。三菱ふそうバス製造が製造した初号車を、名鉄バスに納車した。
中折れするドアを車体内側に引いて乗車口を開く折戸仕様は、ドアを外側に押し出す「スイング扉」と比べてドア突出量が少なく停車時に路肩に幅寄せしやすくなる。これにより停留所とバスの「すき間」を狭め乗降性を高められるほか、自転車、二輪車のすき間のすり抜けをしにくくして乗降者との衝突など交通事故を防止。さらにドア開閉の時間が短縮され、定時運行につながるメリットがある。近距離路線を中心としたバス事業者の要望に応えて商品化した。ステップ幅を拡大したほか、昇降握り棒を左右両側に設置して乗降性を改善した。