ホンダがパワーユニットを供給するレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン選手が18日、F1第2戦「エミリア・ロマーニャグランプリ」(イタリア)で今季の初優勝を飾った。フェルスタッペン選手は通算11勝目。第2戦終了時点のポイントランキングは、首位ルイス・ハミルトン選手(メルセデス)に1ポイント差で迫る2位になった。
3番手スタートだったフェルスタッペン選手は、レース開始直後の第1コーナーでポールポジションのハミルトン選手をかわしトップに立った。レース中盤、赤旗中断からの再開直前にスリップしてチームクルーの肝を冷やすシーンがあったが、それ以外は安定した走りを見せ最後までトップを譲らなかった。
2位以下の争いは、レース直前の降雨でウェットに急変した路面に苦戦する展開だった。レッドブルのセルジオ・ペレス選手は2番手スタートだったが、序盤のペナルティーや中盤のスピンなどのミスもあり、11位にとどまった。唯一の日本人ドライバーである角田裕毅選手(アルファタウリホンダ)は最下位スタートから巻き返したが、スピンなどでリズムに乗れず12位で終わった。