トヨタ自動車は8日、高度運転支援技術「アドバンスト・ドライブ」を搭載したレクサス「LS500h」とトヨタ「MIRAI(ミライ)」を発表した。LSは同日に発売し、ミライは12日に発売する。ハンズオフ走行まで対応する運転支援技術を市販車に搭載するのはトヨタとして初めて。安全技術を高度化し、交通事故の低減につなげる。

 アドバンスト・ドライブは高速道路や自動車専用道の走行を支援するシステム。自動運転「レベル2」(運転支援車)に相当する。ナビゲーションで目的地を設定すると、交通状況に応じて車線・車間の維持や分岐、車線変更、追い越しなどの操作をシステムが支援する。ディープラーニング(深層学習)を中心とした人工知能(AI)も運転支援のために活用する。

 無線通信によるソフトウエアのアップデートにも対応し、販売後の機能追加や性能向上を実施する。

 また、コネクテッド技術によって、車外の画像やアクセル開度などの走行情報を自動運転技術や地図関連技術の開発に役立てる考えだ。

 価格はLS500hが1632万~1794万円、ミライが845万円~860万円(消費税込み)。