拡販の山場設け現場の意識底上げ

降雪地など冬タイヤが必須の地域でも提案を強化

  • 2021年4月1日
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タイヤ国内リプレイス営業企画部マーケティンググループ 田邉優貴

 

 ―「ブルーアース-4S AW21」の投入から約1年。オールシーズンタイヤ市場における手応えは

 「大都市圏を中心に順調な売れ行きを見せているが、まだまだ拡販余地が大きい。店頭でオールシーズンタイヤについて尋ねられる頻度も増えつつあるものの、購入を前提とした来店客が定着するのはこれからになるだろう」

 「販売スタッフも、特性を熟知する冬タイヤに誘導しがちになる面がある。比較的新しいカテゴリの商品であるうえ、コロナ禍を受け試乗会を満足に実施できなかったこともあり、まだ乗り心地を体感したことのないスタッフも少なくないのでは」

 ―拡販には販売現場の意識底上げが不可欠となる

 「ユーザーからの声をフィードバックし、需要と評価の高さを実感してもらうことで、安心して販売につなげられる土壌を作りたい。実際、購入者アンケートでは98%が『周囲にも勧めたい』と回答してくれた。冬道を安心して走行でき、従来装着していた夏タイヤとも遜色のない履き心地だとの声が挙がっている」

 「一年中売れる商品だからこそ、販売現場で意識されにくいというリスクもある。キャンペーンの積極的な実施など、メーカーとしても拡販の山場を設けて支援したい」

 ―ドライバーへの訴求策は

 「今後は降雪地など冬タイヤが必須の地域でも提案を強化し、春~秋用の夏タイヤの代わりとしてオールシーズンタイヤの利点を訴求したい。季節の変わり目の急な降雪にも慌てず走行できることから、交換入庫の分散など、販売店にとってもメリットがある」

 「従来『エコス』などのスタンダード低燃費タイヤを愛用してきたユーザーに対しては、『ブルーアース』ブランドならではの付加価値を分かりやすく伝える契機にもなる。今後は年内にニーズの根強い軽向けのサイズ拡充を予定するほか、商用車向けの開発などにも取り組む計画だ」

ブルーアースー4S AW21

 製品紹介「ブルーアース-4S AW21」

 20年1年に発売した「ブルーアース-4S AW21」には同社が長年培ってきたスタッドレスタイヤの技術が応用されている。

 幅広なトレッドは広い設置面積を確保し、雪上ウエット性能に寄与するほか、オールシーズン3Dサイプを採用し、ドライ路面での剛性も確保している。

 また、冬性能ばかりでなく、夏タイヤに求められるドライやウエット性能も高いレベルに仕上げられている。静粛性も溝の配置を工夫することでオールシーズンタイヤの課題を解消しており、ユーザーから高い評価を得ている。

 現在14~19インチまでの19サイズを用意しており、年内には新たなサイズが追加される予定。

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