ホンダは12日、2021年シーズンのFIAフォーミュラ・ワン世界選手権(F1)開幕に向け、同社のパワーユニット(PU)を搭載した新型マシンの公式テストをバーレーンで開始すると発表した。ホンダは今シーズンをもってF1への参戦終了を決定しており、参戦最終年でのタイトルを目指す。12~14日の3日間にわたるテストの状況は公式サイトで配信する。

 ホンダのPUを搭載し、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダとレッドブル・レーシング・ホンダの2チーム4台で挑む。新型PUを開発し、各チームとともに今シーズンを戦う新型マシンの開発を進めてきた。21年シーズンは26日、バーレーンGPで開幕する。ホンダはPUサプライヤーとして15年にF1に復帰し、PUの開発に注力してきた。昨年10月に、21年シーズンでF1を撤退することを決定し、今後はカーボンニュートラルの実現に向けた研究開発に経営資源を集中する。