日本自動車工業会(自工会、豊田章男会長)が発表した1月の自動車輸出台数は、前年同月比8.9%減の30万5014台となり3カ月連続で前年実績を下回った。最大仕向け地の米国は同6.7%減の10万8276台でマイナスとなった一方、中国は同22.7%増と好調だった。

 北米地域は同6.3%減の12万4131台。アジアは同7.3%増の4万9439台で、香港やタイ、ベトナムなどが前年超えとなった。

 欧州は同18.6%減の4万9593台で、ドイツが同44.9%減、英国が同24.7%減、フランスが同32.4%減となるなど主要国で不調となった。

 20年の国内自動車生産台数は前年比16.7%減の806万7943台だった。12月単月は前年同月比3.6%増の75万1629台となった。