武蔵精密工業は、出資先の米モナークトラクターが自動運転機能を搭載した電気自動車(EV)スマートトラクターを開発したと発表した。人工知能(AI)によって走行や右左折を制御する「世界初のトラクター」(モナークトラクター)という。武蔵精密はギア開発などを担った。米国で2021年秋の販売を予定する。

 360度カメラやセンサーを搭載しており、乗員不在でも自律走行する。70馬力の四輪駆動モデル。走行データを収集し、走行内容の最適化を図る。価格は約5万ドル。

 武蔵精密はギアやAI開発、蓄電給電の知見を提供した。