グループPSAジャパン(トマ・ビルコ社長、東京都目黒区)は、プジョーブランドの5人乗り新型MPV「リフター」をカタログモデルとして発売した。2019年10月に特別仕様車「デビューエディション」を先行発売していたが、カタログモデルにすることで商品ラインアップを強化し、新規顧客の獲得とシェア拡大につなげる。

 ボディーサイズは、全長4405mm×全幅1850mm×全高1880mm。プラットフォームはシトロエンブランドの「ベルランゴ」と同じ「EMP2」を採用。全高はリフターが高い。エクステリアはSUVテイストを強調し、両側スライドドアを採用した。

 パワートレインは最高出力130馬力、最大トルク300ニュートンメートルを発揮する1.5リットル直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載。8速オートマチックトランスミッション(AT)を組み合わせる。燃費性能はWLTCモードで18.2キロメートル/リットル。

 インテリアには、プジョーならではの小径ステアリングを用いた「i-Cockpit」を採用。荷室の積載量は、2列目シートを倒した状態で2126リットルを確保。プジョーの現行車で最大容積を持つ。前車追従機能「アクティブクルーズコントロール」など先進運転支援機能を搭載する。

 グレードは2体系。価格は「アリュール」が329万円、「GTラインファーストリミテッド」が379万円(消費税込み)。