9月の車名別新車販売台数で登録車が3年1カ月ぶりに首位に立った。登録車と軽自動車を合わせた9月のランキングでトヨタ自動車「ヤリス」が2万2066台となり、軽自動車トップのホンダ「N―BOX(エヌボックス)」を3千台以上上回った。8月発売の「ヤリスクロス」が上乗せとなったことで、登録車として3年6カ月ぶりの2万台超えを果たした。2020年度上期(20年4~9月)では、エヌボックスが3年連続の首位。2位はヤリスだった。

 登録車が車名別販売でトップになるのは、17年8月のトヨタ「アクア」以来だ。この間の首位は、エヌボックスが36回、ダイハツ工業「タント」が1回と軽が独占していた。2月に発売したヤリスは、コロナ禍でも毎月1万台以上の販売を続け、7、8月と2カ月連続でエヌボックスに次ぐ2位だった。9月は、登録が本格化した「ヤリスクロス」の6767台も加わり、販売台数を押し上げた。

 日本自動車販売協会連合会(自販連、加藤和夫会長)がまとめた登録車のランキングでは、トヨタが10カ月ぶりにトップ5を独占した。ヤリスが3カ月連続で1位となったほか、2位「カローラ」、3位「ライズ」、4位「アルファード」までが1万台超え。5位「ハリアー」を含め、上位車種に販売が集中している。2月発売のホンダ「フィット」も前年同月比25・1%増と1万台まで約1千台に迫った。

 全国軽自動車協会連合会(全軽自協、堀井仁会長)が発表した軽のランキングは、エヌボックスが10カ月連続の1位。2位はスズキ「スペーシア」、3位はタント、4位が日産自動車「ルークス」とスーパーハイト系ワゴンの人気が続いた。

 一方、20年度上期は、新型コロナウイルスの影響で新車供給が滞るなどする中で、エヌボックスが首位を守った。1位のモデルが10万台を割り込むのは17年度以来3年ぶり。登録車のみのランキングでは、1位にヤリス、2位に昨年11月発売のトヨタ「ライズ」が入り、新型車が市場をけん引した。