SGホールディングスグループの佐川急便は、豊田TRIKE(豊田浩之代表取締役、東京都台東区)と共同開発を進めてきた業務用電動アシスト自転車「TRIKE CARGO(トライクカーゴ)」の本格導入を決定し、8月24日から全国60営業所、計155台の導入を順次開始したと発表した。

 トライクカーゴは、これまで同社で使用していた電動アシスト自転車と比べて、荷重の影響を直接車体に受けないけん引タイプを採用することで、積載可能重量が30㌔㌘から150㌔㌘へと大幅に増加した。けん引部分には台車を直接搭載することができるため、積み替え作業の軽減にもつながり、作業効率の向上に寄与する。一度に運べる量が増えたことで集配拠点を何度も往復する必要がなくなったため、1人当たりの集配エリアの拡大が可能で、生産性向上につながる。

 また、パワーユニットにシマノ製の業務用アシストモーターを搭載するとともに変速機を採用した。これにより、重い荷物を載せても楽に走行することができるため、女性や運転免許未保持者といった幅広い人材の活用が期待できる。