昼間の歩行者検知も可能になる

 トヨタ自動車は10日、既販車に搭載する予防安全技術パッケージ「トヨタ・セーフティ・センス(TSS)」における衝突被害軽減ブレーキの検知機能を向上させるソフトウエアのアップグレードを開始すると発表した。

 ソフトウエアを更新することで昼間の歩行者検知機能を追加する。「アクア」や「ヴィッツ」など対象車種と年式は計11車種。価格は工賃別で4180円(消費税込み)。新車ディーラーでの入庫時などに提案し、流通済み保有車の安全機能向上を図る。

 TSSのプリクラッシュセーフティ(PCS)装備車で、単眼カメラとレーザーレーダーはそのままにソフトウェアをアップグレードすることで昼間の歩行者検知を可能とする。ソフトの更新は全国の新車ディーラーで対応する。10日からアクアとヴィッツ向けの販売を開始し、10~11月にかけて対象車種を拡大する。対象車種と対象年式の保有台数は約140万台にのぼる。