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 シートに座ってスポーツを楽しもう―。テイ・エス テックは、センサーを活用した次世代シート「愛されるシート」を使った新しい競技「ボブイスレー」を、世界ゆるスポーツ協会(澤田智洋代表、東京都中央区)と共同で開発したと発表した。2人1組の競技で、1人がシートに座って身体を動かし、1人が指示を出す。オンライン上のバーチャルプレーヤー同士がレース形式で順位を競う。センサーを用いることで、視覚障がい者も楽しめる競技を目指した。

 ボブイスレーは、画面上のバーチャルプレーヤー「イスリート」が雪景色の中を進み、順位を競う。シートに座っているプレーヤーにはコースが見えないようになっており、もう一人のプレーヤーの指示に合わせて体を動かして進む。パラリンピックアスリートの意見も取り入れ、視覚障がい者も参加できるスポーツにした。

 コントローラーとなる愛されるシートは、センサーが複数内蔵されており、プレーヤーの細かい動きを読み取ることができるという。将来的には車載用途を見据えるが、まずヘルスケアやスポーツなどの領域で提案を進めていく。