全国展開する実店舗からもサービスを利用できる特長を訴求して差別化につなげる

 イドムは、売却を希望する個人の車両を中古車販売店に仲介する新たなサービスを10月に開始する。中古車の個人間売買サービス「ガリバーフリマ」への出品車両を事業者が仕入れられるようにするもので、9月から法人会員の募集を開始する。新型コロナウイルス感染症拡大の影響によって小売り向け中古車の仕入れ競争が激しくなる中、個人間売買サイトでの仕入れを外部事業者にも開放することで、取り引きの活性化を狙う。

 ガリバーフリマに掲載されている8千台の車両を法人会員が直接仕入れられるようにする。立ち上がりでは6千社の登録を見込んでおり、今後1万社まで引き上げる考えだ。

 消費者向けのサイトとは別に法人専用サイトを立ち上げる。車両の展開図や査定の評価点数などを開示するほか、より詳細な検索機能を持たせることで利便性を高めた。消費者から仕入れる車両については、仕入れ税額控除の対象になるため、事業者は利益を出しやすいという。出品車両はユーザーの希望価格となり、出品者との金額交渉もガリバーフリマが仲介する。

 ガリバーフリマは、CtoC(個人間取引)のサービスとして2017年7月に提供開始した。9月現在の掲載台数は約8千台で推移している。法人会員が車両を出品できるサービス展開も視野に入れており、出品・成約台数の拡大を進める。

 全国で展開する買い取り・販売の「ガリバー」店舗でもフリマ出品を代行している。買い取り査定した車両について、査定金額で合致できなかったユーザーに対してフリマで代行出品するサービスを提供している。「店舗検査付き」車両として出品するため、ユーザーからの引き合いが高いという。車両の査定や出品前検査、掲載写真の撮影などを行うガリバーフリマ専門店も現在の5店舗から10店舗まで拡大する。