マツダは31日、マイルドハイブリッドシステムを搭載した「MX―30」を今秋日本導入すると発表した。今年度内に投入するとしていた電気自動車(EV)モデルに先立って投入するとみられる。EVは徐々に普及しているが、市場規模はまだ小さい。顧客のニーズに柔軟に応えられるように、1つの車台に複数のパワートレインを搭載し、コストの低減につなげる。同時にMX―30のEVをまずリースで販売することも発表した。

 マイルドハイブリッドシステムは2・0㍑直噴ガソリンエンジンと出力4・8㌔㍗のモーター、10アンペア時のバッテリーを組み合わせたシステム。

 欧州向けの「マツダ3」のマイルドハイブリッド仕様を使用しており、今回はMX―30用に調整して搭載する。システムの名称は「e―スカイアクティブG」とし、今後グローバルで用いる。

 マイルドハイブリッド仕様のMX―30のサイズは全長4395㍉㍍×全幅1795㍉㍍。全高1550㍉㍍でバッテリー容量の大きいEVグレードよりも全高が5㍉㍍低い。価格は現時点で非公表。