国土交通省は31日、豪雨被害の支援策として実施している自動車検査証(車検証)の有効期間の延長措置で、被害状況が深刻な一部地域において期限をさらに1カ月間延長すると発表した。これまで8月4日までの期限としていたが、9月4日まで再延長する。対象は熊本県(八代市、人吉市、芦北町、津奈木町、錦町、相良村、山江村、球磨村、あさぎり町)と大分県(日田市、由布市、九重町、玖珠町)、岐阜県(高山市、中津川市、恵那市、飛騨市、郡上市、下呂市)。自動車損害賠償責任保険(自賠責)の契約手続も同日まで猶予する。

 再延長となるエリアの車両は、車検証の有効期間が熊本県で7月4日から、大分県で同6日から、岐阜県が同8日から、それぞれ9月3日までのものが対象となる。