自粛期間中に、作家の五木寛之さんの著書「大河の一滴」が話題になった。およそ30年前の作品だが、疫病のことに触れていることから、この時期にリバイバル。私も読んでみることにした。不勉強な私は、小説だと思って読み始めたのだが、実は随筆(エッセイ)で、著者が経験したことや見聞きしたところなどが書かれている。特に絶望に直面した時の行動や思考が秀逸で、そこか…