新型コロナウイルス感染症の影響が国民生活を支える公共交通機関を運営する事業者の経営状況に影を落としている。国土交通省がまとめた「2019年度交通の動向・20年度交通施策(交通政策白書)」によると、4月時点で貸切バス事業者の約9割で運送収入が前年同月に比べて70%以上減少した。乗合バス事業とタクシー事業でもそれぞれ約6割の事業者で、運送収入が半減し…