コロナ危機で暮らしや企業活動を取り巻く環境が激変する中、収束後の経済復興けん引役を表明したトヨタ自動車の豊田章男社長は12日の決算会見で「準備は整った」と語った。2009年の社長就任から11年間、レース車両さながらに危機対応や変革のアクセルを踏み続けてきた豊田社長。会見での落ち着いた口ぶりからは、自身が目指したあるべき姿が明確になり、確かな手応え…