トレーラー、ダンプ、トラックボディーの専門メーカーの小平産業(小平武史社長、栃木県小山市)は、大幅な軽量化と強度・耐久性を確保し、さらに積載量を増やすことを実現させる新型ダンプのコンセプトモデル「Pa Dunp(パ・ダンプ)」を発表した。

 同社では、市場でコンプライアンスを求められる時代に、架装メーカーでも新しいコンセプトで開発を進めることが不可欠であると製作した。

 コンセプトモデルは、従来のダンプ車には欠かせないサブフレームを無くし、テレスコピックシリンダーを採用することにより、大幅な軽量化を実現し、強度・耐久性を落とさずに積載量を増やすことを目標とした。新しいボディー構造により、従来型に比べ約520㌔㌘もの軽量化を実現。また、サブフレームレスによる低床化により、ダンプアップ時の安定性が増し、さらにテレスコピックシリンダーを採用することにより、ダンプアップ能力も発揮することができる。車両総重量20㌧車から22㌧車まで対応可能。さらにボディー仕様や、サイドガード、ホイール、フェンダーなど、各種オプションとの組み合わせにより軽量化や強度、耐久性向上も可能となっている。主な仕様は、車両重量1万350㌔㌘、ダンプ角度最大50度、車両総重量2万1960㌔㌘、最大積載量1万1500㌔㌘。