トヨタ自動車は6日、中国の3月新車販売台数が前年同月比15・9%減の10万1800台だったと発表した。3カ月連続の前年実績割れとなったが、新型コロナウイルスの感染拡大による影響で7割減となった2月実績よりマイナス幅を大幅に縮めた。

 主力セダンの「カローラ」が同30・4%減となったが、一部改良した「カムリ」などが前年実績を上回った。

 現地の販売店は2月末時点で9割以上が営業を再開することができたが、移動規制による消費者の来店や販売店社員の出社が困難な状況となっていた。こうした中、販売台数を持ち直したのは「オンラインでの営業活動を継続するなどの努力が顧客ニーズに応えることができたのでは」(広報)としている。