日産自動車が2月27日に発表した2020年1月の生産・販売実績によるとグローバル販売台数は前年同月比13.3%減の36万8336台と、17カ月連続マイナスとなった。

中国販売が春節の影響で同11.8%減の11万8143台と低迷したほか、米国がインセンティブ(販売奨励金)を抑えて収益重視の販売を展開、フリート比率も引き下げていることなどから同20.8%減の7万9812台と不振だった。国内販売は軽自動車の販売は順調だったものの、ノートなどが低迷し、同20.7%減の4万2231台と、4カ月連続マイナスとなった。

世界的に販売が低迷していることから、グローバル生産は同18.7%減の36万2891台と、4カ月連続でマイナスとなった。国内生産は国内販売、輸出ともに落ち込み、同8.5%減の6万5812台と12カ月連続マイナスだった。米国はローグの減少で同28.3%減の4万9083台、中国は春節で稼働日が前年より8日間少なかったことから、同24.7%減の10万3627台と2カ月ぶりにマイナスとなった。