三井住友海上火災保険は2月25日、「空飛ぶクルマ」を開発するドイツのボロコプターと業務提携を締結することで合意したと発表した。

ボロコプターは、シンガポールやドバイなどでのデモフライトに成功し、欧州航空安全庁(EASA)から「空飛ぶクルマ」の認証を取得している。事業本格化に向けて、国際的なパートナーとの協業による輸送サービス提供、航空管制や離発着場の開発・運営、機体メンテナンスも含めたエコシステム構築を目指している。

三井住友海上は今回、ボロコプターと提携してアジア地域で「空飛ぶクルマ」の実証実験に参画するなど、「空飛ぶクルマ」の機体やオペレーションに関するノウハウを取得して、商品・サービスの開発につなげていく構え。また、業務提携を通じて得たノウハウの提供や「空飛ぶクルマ」に対応した商品・サービスを開発して、都市での迅速・快適な移動や、中山間地域での移動手段確保、災害時の利活用など、「空飛ぶクルマ」を活用した社会課題の解決に貢献していく。

ボロコプターが日系企業と業務提携するのは初めて。