国土交通省は2月25日、メルセデス・ベンツ日本が2019年10月30日から販売した「メルセデスベンツC180」シリーズの6型式、計754台の燃料消費率の諸元値(カタログ値)が型式指定の申請時に誤った数値を提出したと報告があったと発表した。

同社によると、依頼したスペインの公的試験機関が燃料消費率を算出する過程で、人為的ミスにより入力データを誤るとともに、同社もデータの確認を怠ったため、実際の燃料消費率より高い燃料消費率の値が申請されていたという。C180カブリオレは12.9km/lから12.2km/lに修正した。

国土交通省では報告を受けて同社に対してユーザーに周知徹底するとともに、真摯に対応するよう指示。加えて、同社に対して申請前にデータの精査を徹底するよう指示した。

これを受けて同社は再発防止策として申請前にデータをシステム的に確認するプロセスを導入するよう改善するとしている。