ヤマト運輸は、中型商用EVトラックの本格導入に向けて「EVウォークスルートラック」を1台導入して、神奈川県藤沢市でモニター稼働を実施すると発表した。

今回導入する車両はいすゞ自動車が開発した「エルフEVウォークスルーバン」。電気モーターで駆動するEVで、車から降りることなく運転席から荷台へ移動できる「ウォークスルー構造」を採用した。CO2削減とドライバーの労働環境向上に寄与する。最大出力は83kW、最大トルクが305Nm。

ヤマト運輸は車両のEV化を重視しており、日本で初めて宅配に特化した小型商用EVトラックをストリートスクーターと共同開発し、導入を進めてきた。今回、準中型免許以上で運転可能な中型商用トラックのEV化に向けてモニター稼働を実施する。今後も低炭素車両の開発と導入、再生エネルギー利用、スマートモビリティなど、CO2削減と大気汚染防止を図っていくとしている。