カルロス・ゴーン氏がいなくなった途端に日産自動車は業績が悪化したと見る向きがある。確かに、ゴーン氏が逮捕されて以降の経営の混乱がユーザーの日産離れを引き起こしている面は否定できない。しかし、今の業績不振の種をまいたのはゴーン氏本人である◆スケールメリットの追求と言えば聞こえはいいが、ゴーン時代の日産は短期の利益を優先し、商品開発への投資を後回しに…