実証実験を実施する自動運転バス

パイオニアは、子会社のパイオニアスマートセンシングイノベーションズがシンガポールの自動運転関連スタートアップ企業MooVitaのマレーシア現地法人とともに、マレーシアで行われている次世代通信規格「5G」回線を用いた自動運転実証実験を開始したと発表した。

パイオニアスマートセンシングは、同社製「3D-LiDARセンサー」を搭載した自動運転シャトルバルを使ってMooVitaと実証実験に参加する。

実証実験はマレーシア通信マルチメディア委員会(MCMC)が国内6州で開催する「5Gデモンストレーションプロジェクト」の一環として実施するもので、5G回線を使った自動運転を検証する。

具体的にはクダ州ランカウイ島のペランギビーチリゾート&スパ周辺で、5G回線経由でデータ送受信する4人乗り自動運転シャトルバスを運行する。エリア内では一般利用者が試乗する。

パイオニアでは今後も、独自のセンシング技術を用いた自動運転関連サービスやソリューションをグローバルに展開するため、ASEAN地域を皮切りにさまざまなプロジェクトに参画し、自動運転の早期実用化とサービス商用化に寄与していく方針。