ドライブレコーダー本体

 セキュリティとドライブレコーダーをドッキング―。セキュリティ機器の開発、販売などを手がける加藤電機(加藤学社長、愛知県半田市)は、盗難防止警報と映像録画機能を併せ持つ業界初の新商品「HSDR300―701」を10日から発売すると発表した。前方と車内を映すドライブレコーダーと、同社の主力商品であるカーセキュリティシステム「ホーネット」を組み合わせたセット商品。走行中はドライブレコーダーとして機能し、駐車中はセキュリティレコーダーとして映像を記録するとともに、異常時にはホーネットと連動することで大音量の警報を鳴らす。

 新商品は、あおり運転の社会問題化を背景にニーズが拡大しているドライブレコーダーと、カーセキュリティ業界で高い知名度を誇るホーネットをセット化したもの。運転中の危険運転対策と駐車中の防犯機能を両立させたのが特徴だ。

 ドライブレコーダー「SDR300H」は、前方と車内の映像を同時に録画できるデュアルカメラを搭載した。前方カメラは200万画素のフルハイビジョン。車内カメラは暗闇でも鮮明な映像を録画できる赤外線LEDを採用した。モニターは3㌅フルカラー液晶。

 録画機能は走行中の「常時録画」、衝撃感知時に保存する「イベント録画」、スイッチを押すと映像をイベント録画に切り替える「手動録画」に対応している。

 セキュリティシステムは「ホーネット701VS」。駐車時のセキュリティ作動中は赤色LEDが点滅。異常検知時は128dBの大音量サイレンを鳴らしスモールライトを30秒間点滅させるとともに、映像録画を開始する。リモコンによる遠隔操作も可能。手動で録画を始めることもできる。

 価格はオープン。