ホンダが12月25日に発表した2019年11月の生産・販売実績によると、世界生産台数が前年同月比16.6%減の41万0944台と、4カ月連続マイナスとなった。中国を除いて低迷した。

中国生産はアコード、ヴェゼル、CR-V、シビックが伸びて同4.1%増の15万2918台と、単月過去最高となった。国内生産は、不具合が見付かった軽自動車「N-WGN」の生産停止や、国内販売の不振、輸出の落ち込みで同38.7%減の5万2928台と大幅マイナスとなった。

北米生産は、販売が低迷しているセダンを中心に減産していることから同18.4%減の13万5321台と、2割近く落ち込んだ。中国を含むアジアは、インドなどが不振で同5.7%減の20万0015台と6カ月連続マイナスとなった。

世界販売は同3.7%減の41万7000台と3カ月連続で前年を割りこんだ。国内販売は消費増税の影響や、N-WGNの生産・販売を停止していることから同30.8%減の4万4000台だった。

米国販売は、セダン系は低迷しているが、CR-VやHR-VといったSUV、LCVの販売が好調で同11.1%増の13万3000台と、単月過去最高となった。中国販売はアコードやCR-Vといった主力モデルが伸びて、同2.6%増の14万台となった。中国を含むアジアは、インドやタイの販売不振が影響して同3.4%減の19万1000台と、5カ月連続でマイナスとなった。