ソフトバンクと韓国のネイバーは11月18日、ソフトバンクの子会社で「ヤフー」を運営するZホールディングス(ZHD)と、ネイバーの子会社であるLINEが経営統合することで基本合意したと発表した。4社は2019年12月を目処に経営統合の最終契約の締結を目指して交渉し、2020年10月に経営統合する計画。

国内トップクラスのユーザー基盤を持つZHDグループとLINEグループが経営資源を集約、それぞれの事業領域を強化するとともに、新規事業領域へ投資することで、社会や産業をアップデートするとともに、革新的なモデルを展開して「日本・アジアから世界を牽引するリーディングカンパニーとなることを目指す」としている。

経営統合では、ソフトバンクとネイバーがLINEの株式公開買い付けを実施してLINEの株式を非公開化するとともに、ソフトバンクがZHDの株式をLINEに移管する。その後、株式の譲渡などでLINEをソフトバンクとネイバーの折半出資会社とし、この会社がZHDの親会社となって傘下にLINEとヤフーの事業を置く。

4社は2019年6月中旬から提携について協議してきた中で、経営統合を含む検討に発展してきたとしている。

ヤフーとLINEの経営統合によって国内インターネット事業で売上高トップとなる。今後、AI(人工知能)やインターネット技術を通してユーザーに豊かで便利な生活を創造・提供していくとしている