トヨタ自動車の寺師茂樹取締役副社長は3日、筑波大学で出張授業をした。日本自動車工業会の「大学キャンパス出張授業2019」の一環。「トヨタの開発トップと語ろう!モビリティと未来の暮らし」をテーマに講演や学生達と意見交換を行った。

 寺師副社長は、筑波に開発拠点のある宇宙航空研究開発機構(JAXA)とトヨタが実施する共同研究にちなんで宇宙服で登場=写真。自動運転や電動化にまつわる技術開発を紹介した後、「eパレット」の活用方法などについて学生と対話した。「頻尿のためトイレを内蔵したeパレットがあるとトイレが見つからない時に助かる」という学生の提案に対し、「災害時にはトイレの確保が重要な問題になるという観点もある。貴重な意見だ」と答えた。