中国汽車工業協会が発表した2019年7月の新車販売台数は、前年同月比4.3%減の180万8000台と、13カ月連続マイナスとなった。6月の9.6%減よりもマイナス幅は低下してものの、依然として販売は低調。米中貿易摩擦などの影響で、中国経済は失速しており、新車需要の落ち込みが長引いている。2019年1月からの累計では前年同期比11.4%減と、2ケタのマイナス。
7月の中国の新車販売でタイプ別では、乗用車が同3.9%減の152万8000台、商用車が同6.4%減の28万1000台となった。全体的に低調だったがSUVは同6.4%増と順調に伸びた。
また、電気自動車やプラグインハイブリッド車などの新エネルギー車の販売は、台当たり補助金の支給額が削られた影響もあって同4.7%減と前年を割り込んだ。
ブランド別では、トヨタ自動車、ホンダは依然として好調で、前年を上回ったが、上海GMや中国地場の自動車メーカーの販売が落ち込んだ。