フォーミュラ・ワン世界選手権(F1)第9戦オーストリアグランプリの6月30日の決勝で、ホンダのパワーユニット「RA619H」を搭載したアストンマーティン・レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン選手が優勝した。

ホンダのF1優勝は、2006年にハンガリーグランプリでBARホンダのジェンソン・バトン選手が優勝して以来、約13年ぶり。通算では73度目のグランプリ制覇となった。

ホンダは2015年にF1に復帰して以来、苦戦が続いていた。ホンダの八郷隆弘社長は「ホンダにとってF1は創業者の夢で、大切なDNAの一つ。この5年間、開発やレースの現場では数多くの困難に直面してきたが、自分たちの力を信じ、諦めずに走り続けてきた従業員たちの努力がこうして実を結んだことを考えると、万感の想い」とコメントしている。