平成が終わり、令和という時代が幕を開けた。振り返ればこの30年、自動車産業は国内需要の縮小に直面し、次の成長の場を模索し続けてきた。そして今また、大きな変革の波が押し寄せている。変化をどう捉え、乗り越えていくのか、自動車産業全体の課題となっている。国内の新車販売台数がピークに達したのは、今から29年前の1990年だった。80年代後半からのバブル景…