トヨタ自動車の春闘が異例の展開を見せた。労使交渉は回答日の朝までもつれ、冬の賞与は継続協議となった。「もっと成長したいというメンバーに報いることが全体の処遇の枠組み」(トヨタ幹部)と“脱一律”を志向する会社側と一律にこだわる組合側は今後、人事制度のあり方を話し合う方針だ。◆“行司”が異例のメッセージ「今回の労使の話し合いで私たちは本当に家族だった…