先行きの読めない世界経済を前にして、自動車メーカー各社の中期計画が宙に浮いた状態になっている。各社が2010年度以降を最終年度として策定した中計は、需要の急減と円高などで大幅に前提が狂った。見直しが欠かせなくなったにもかかわらず、目先の09年度計画の策定すら不確定要素が多く頭を悩ませる状態で、中期の姿まで描くことが難しい状況だ。ただ、環境変化を織…